長岡高専OB無線部

寮歌・寮目標

JH0EYA (2004/10/31)
Update (2015/06/29)

ご存じ、「池落とし」の池 これがあの寮目標

 これは昔、高志寮に住んでいた頃の寮歌・寮目標等を掲載しております。
 私が入寮していた頃は、毎朝7時になると、起床点呼でこの寮目標と寮歌を暗唱させられました。したがって、いやがうえにもこれらの断片は脳細胞にこびりついております。(ちなみに今の寮ではそういう暗唱はしないそうです)

 したがって同窓生と酒を飲むと決まって寮歌・寮目標の話が出てくるのですが、最近はさすがに記憶があやふやであります。で、ある日先輩から、「ホームページに調査して掲載しておけ!」と言われたのでこのようなページを作りました。

 出典元は、当時の寮で発行された寮友会文集「断層」からであります(1979.03.02発行)。なお、お酒が入っても読めるようにルビを振ってありますが、このルビは私の記憶によるものです。(そんな文字も読めないのかというご指摘は却下)
 また、MP3で曲も用意(たぶんQuickTimeが必要)しましたが、「断層」の楽譜を忠実に再現した「正調バージョン」と、記憶に残っている「口伝バージョン」とを用意してみました。よろしければ聞き比べてみてください。

 なお、当事者の寮には掲載の許諾を戴いておりません。平にお許しを。m(__)m


(AM7:00) 起床〜〜!
      ↑この声で起床当番に起こされて廊下に全員整列し、以下の寮目標を暗唱し寮歌を歌うのであります。

寮目標
「寮目標」本寮生は寮生としての自己の本分を尽くすべし,一.寮生は勉学に励むべし,一.寮生は心身共に鍛えるべし,一.寮生は自主独立の精神を養うべし,一.寮生は寮生相互の親睦を計るべし,一.寮生は常に信義を重んじ礼儀を正しくすべし,昭和47年4月1日,山崎貫三
(愛乱度注:まるで軍人勅諭だな、と思ったのは軍歌を聴くようになってからのことでした)




高志寮第一寮歌(作詞:滝沢徹 高田直行  作曲:高田直行) 
 「曲をMIDIで用意しました」(打込協力:やまゆり)
「断層」文集掲載楽譜による正調バージョン → 
昔の記憶を頼りに作成した、口伝バージョン → 


 一.  残雪輝くこの広野(ひろの)  
 分けて流れむこの大河
 朝日に()ゆる高殿に 
 萌出(もえい)で咲かむ桜花(さくらばな)  
 母校の名にぞ憧れて 
 集い来たれる若人よ 


二.  深き緑の(あわい)より
 泉は湧きて流れなし
 白雲たなびく紺碧(こんぺき)
 御空(みそら)飛燕(ひえん)行き交わむ
 固く結びし三百の
 健児の血潮湧き出ずる


三.  錦織りなす伊夜日子(いやひこ)
 秋玲瓏(あきれいろう)の日は落ちて 
 千紫万紅(せんしばんこう)消えゆかむ 
 我夕闇に立ち思う  
 遠く()れにし故郷(ふるさと)の 
 恋し父母我が君よ  


四.  弥彦(おろ)しも吹きゆきて
 さやけき銀漢(ぎんかん)天を切る
 雪原はてなき(ひんがし)
 切れ()の如き月()でむ
 自治の精神養ひて
 明日の日本を培わむ


五.  左手(ゆんで)に君が便り受け 
 思い()ずらむ君が顔 
 仰ぐ故郷(こきょう)の空遠く  
 さびしき思い胸をつく
 生まれ育ちし故郷(ふるさと)の 
 君に便りの筆をとる 


六.  月満ち欠けて時となし
 ()りにし歴史は巡るとも
 ひとつ(いらか)に学びたる
 我等が先達後輩(せんだつこうはい)
 高き理想を永遠(とわ)に持ち
 日本を示す星となる


※2008年11月12日:寮歌を作詞作曲された高田様より、当時の自筆原稿を電子データで戴きました。
    以下に掲載させていただきます。高田様、ありがとうございます。
寮歌1,2番
寮歌3,4番
寮歌5,6番



高志寮第二寮歌


一.  高志台より (ながむ)れば
 眼下遙かに 越後の平野
 霞む彼方に 我が家あらん
 母さん 今ごろ何していようか


二.  高志台より 眺むれば
 背後めぐって 越後の連山
 超えて向こうに 故郷のあれき
 父さん 今ごろ何していようか





高志寮第三寮歌


一.  北国の 嗚呼 北国の若き
 血潮は 遠巻きて
 我等が自治の 灯は消えず


二.  北国の 嗚呼 北国の夏は
 短く 春晩く
 秋麗しく 自治の身ぞなる


三.  北国の 嗚呼 北国の冬は
 厳しく 攻め来れど
 我等が自治の 灯を消すな


   




高専ブルース(原曲は「可愛いスーちゃん」という軍歌です。高専以外にも、各地に色々なバージョンがあるようです)
「曲をMIDIで用意しました」(打込協力:やまゆり))

一.  人里離れた悠久山に
 何の因果か知らないが
 男ばかりの味気なさ
 国立長岡高専よー


二.  朝から晩まで作業服
 やるこたあ旋盤やすりがけ
 これで学生といえましょか
 国立長岡高専よー


三.  末は博士か大臣か
 どうせ俺たちゃ職工さ
 それでも良ければ惚れてくれ
 国立長岡高専よー


   


 なお、我々の時代には既に第二・第三寮歌は唄われなくなっており、曲を知っている者はおりませんでした。ご存じの方がいらっしゃいましたら、是非教えてください。
 また、この他に「ちんたらちんたら〜」などで始まるいわゆる「(ウラ)寮歌」なるものも存在しておりますが、あれはページに掲載するものではなくて、寮生が口伝で継承すべきモノと考えます。後輩達の一層のご活躍を祈念致します。


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