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ターミナルアダプタの怪!!

JH0EYA (2000.12.11)

 これは私が加害者ではなく、被害者なのであります。ええ。被害者です。  2000年5月15日、NECの「AtermITX70/D」(PC-ITX70D1A )というターミナルアダプタ(TA)を購入いたしました。これならITMUXという機能で2台同時にプロバイダに接続できるのです。 ルーターという選択肢もありましたが、ダイヤルアップの切断がちゃんとされるか不安なので今回はTAにしたわけであります。


 異常に気が付いたのは5月20日。
 無線機のスイッチを入れると433.00MHzに無変調(何の情報もない電波)が出ています。最初はどこかのいたずら者が無線機の送信スイッチを押しっぱなしにしているのだろうと思っていたのですが、3時間経過してもまだ出ています。(写真)
 これはいたずらではなくてひょっとして盗聴器か? ( ̄△ ̄;  邪推した私はハンディトランシーバ(携帯無線機)で発信源探しを開始しました。信号レベルメータとのにらめっこです。
 家の中ではとぎれとぎれですがどの部屋でも聞こえます。家の外に出ると・・・。あれ?家の外に出た方が弱くなりました。でも家の周りでは信号が入ります。
 ということは家の中に発信源?最近購入した商品なんか何も・・・あ!
 部屋に戻ってターミナルアダプタにトランシーバを近づけると、信号レベルメータが思いっきり振り切れました。犯人はおまえか!!
 盗聴器ではありませんでした。ターミナルアダプタが電波発信源だったのです。

 いろろいろと調査してみました。
    1:確認できる障害電波は433.00MHzのみである。
    2:TAをケーブルの届く範囲で移動させてみたが状況は同じ
    3:ケーブルを全てはずし、停電用の電池で稼働させてみたが電波は出る
    4:TAをアルミ箔で覆い、アースしてみたが状況は変わらず(笑)
    5:TAの電源を切ると電波の発信は止まる
 というわけで、原因はともかくTAが発信源なのは確かです。しかも、筐体(ボード内部)から出ているらしく、内部に手を加えない限りどうしようもなさそうです。



 個人レベルで問い合わせると「仕様です。仕方ありません」と軽くいなされるのに、何らかの機関を通じて問い合わせると対応が手のひらを返したように違うのだなあ・・・。ということを実感いたしました。ま、話には良く聞くパターンですが、個人的には初体験です。
 どんな世界でも「声の大きい方が勝ち」なのか?それが大人の世界なのか・・・。

 それにしても、JARLに問い合わせてからのダイナミックな進展には目を見張ります。ありがとう−>JARL(日本アマチュア無線連盟)さん m(__)m
でも、購入して2ヶ月もバタバタしなければならないなんて・・・。


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