長岡高専OB無線部

JA0YCW・Wires-X局

JH0EYA (2016/02/02)
Update(2016/02/29)

[NODE]
 世の中、デジタル通信ばかりになりました。テレビもデジタル、警察無線もデジタル、業務無線もデジタル、消防無線もデジタル。そして、アマチュア無線もデジタルが入って参りました。

 ここでいうデジタルとは「デジタル変調」のことです。デジタル変調は今のところJARLが企画したD-STAR方式と八重洲が企画したC4FMの2方式が国内では主流です。どちらもVoIPを通じてネットワークを組むことが出来、国内だけでなく海外との更新も可能であります。この際ですからどちらかの流れに乗ってみようと思い立ちました。それも末端のユーザでは面白くありませんので、JA0YCWとしてレピータやらノード局として参加してみたいと思い立ったわけであります。

 ですが、D-STARの方はエンドユーザには簡単になれてもレピータやノード局になるのはJARLにコネがないのと資材が高額で敷居が高そうでした。そこで自由にノード局を作成できる、Wires-Xに手を出すことにしました。 

■□■ 現在のNG-JA0YCW稼働状況(コールサインで検索) ■□■

1:設置前の情報収集
 他のシステムと異なるのは、このシステムはノード局用の機械を購入して無線機とパソコンに接続し、ソフトを設定すればそれで完成!ってことです。あまりブラックボックス的な要素がないので開設の敷居は低いです。 ということはたくさんの方がノードを開設している可能性があるわけでして、混信などしてしまったらお互いに気まずい思いをします。 そんなわけで、このシステムで一番大変なのは「空いている周波数を探す」事でしょうか。
 VoIPに利用しても良い周波数は限られております。このように意外と狭いのです。
 そこで、一週間ほど当たりを付けた周波数をワッチして、何も聞こえてこないことを確認しました。いやー、何も聞こえない無線機を聞いているのって結構苦痛です。(笑)

 確実さを求めるなら、WIRES-X IDリストも併用すべきでしょう。このページのWIRES-XアクティブIDリストには、運用している周波数も公開されています。ただし、このページを見ている時点で電源がOFF状態のノード局は表示されません。 24時間運用している局ばかりでは無いので、実際に聞いてみるのとを併用した方が良さそうです。

2:何が必要なのか
 インターネットに常時接続し24時間稼働するパソコンはすでにありますのでそれを利用します。これにWires-Xノードプログラムをダウンロードしてセットアップします。
 JA0YCWの場合、無線機はEchoLink用の無線機と共用にしました。どういうことかというと、EchoLinkとWIRES-Xとの接続をしたいためであります。

 EchoLink開設の際、無線機とPCを接続するのにOneChipDesignの製品を利用しましたが、こんかいもそこの製品を使用します。
 WIRES-Xと EchoLink で一台のトランシーバーを共有しながら相互の通信ができるVoIP Gateway Unit (HAMSTIR X)という装置です。以前、EchoLink用に購入した機器も役立ちますので無駄になりません。

 この構成だと
   ・EchoLinkから送信 → 無線機とWires-X側に送信される
   ・Wires-Xから送信 → EchoLinkと無線機に送信される
   ・無線機の受信 → EchoLinkとWires-Xに送信される
 という三方向相互の交信が可能になるわけです。
 これならば、スマートホンやノートPCにEchoLinkのソフトをインストールすることにより、出先から無線機が無くてもネットワークに接続さえ出来れば、JA0YCWのWIRES-Xノードに接続可能なのです。便利便利。

3:どう設定すればいいのか
 マニュアルのとおりに進めれば何事もなく接続できますので、今回はここの説明はあまりありません。こういうときに必ず問題になるポートの穴開けもUPnP機能を使って簡単にいきます。

 ただし、ルータとの間におかしな機器(不法なアクセスを制限するためのF/W)とか、ちょっと変わった装置が付いていると苦労することがあります。実際友人宅の穴開けは大変でした。
 また、Wi-Fi経由で接続しようとする場合は、接続時にグローバルIPアドレスがもらえない契約だと一筋縄では参りません。どこかからグローバルアドレスを発行してもらうサービスに加入する必要があります。

4:変更申請の要否
 いろいろ調べてみましたがWires-xの場合、「VoIP無線ノード運用の法的な位置づけ等について」に書かれているように、改めて変更申請をする必要はなさそうです。
 まあ、Wires-xの場合、扱う信号が音声とDTMFなのでマイクの接続先が公衆網になっただけ、と考えれば確かにそうかもしれません。

5:運用開始
 それやこれやで運用を開始してます。
 実はこのシステム、とあるクラブの活動において、災害時に旧栃尾地域と長岡地域との無線通信が円滑になるようにしようと、長岡の信濃川河畔にある局と常時接続する予定で開設しました。
 ですが、お互いの考え方の違い等も有りまして、先方は今のところ24時間運用をしてくださる様子がありません。(まあ先方は無線機1台ですからねえ) こちらはせっかく24時間稼働しているのにどこにも接続しておかないのはもったいないと思いまして、現在は #29158ルーム に常時接続しております。たまには交信をさせていただいております。
 DTMFで操作していただければ、JA0YCWのルームに接続することも可能です。

 それとEchoLinkのページにも記載しましたが、WIRES-XやEchoLinkのノード局として無線機を使用する場合は、放熱に充分注意して下さい。通常の交信より遙かに高い頻度で送信が行われますので、無線機の温度がすぐ上昇します。出力50Wの無線機を買ったとしても50Wで運用すればすぐ壊れてしまうのでは無いでしょうか。
 クーリングファンを用意して、出来るだけ押さえた出力での運用をお勧めします。

NG-JA0YCW 諸元
 周波数 430.78MHz(TONE 88.5Hz)
 出 力 15W
 空中線 5/8*3段GP(15m高)
 種 別 アナログノード局(常時運用)
 回 線 フレッツ光ネクスト
 ノード #12872(NG-JA0YCW)
 ルーム #29158(常時接続)
 #22872(長岡市栃尾QSOルーム)
 リモート接続で監視できる環境ですが、パソコン本体がハングアップしていては手も足も出ません。その場合には人力リモートでシャットダウンできるようにしております。

6:利用状況
 週末、家に居るときは結構ワッチしており、たまには交信しております。ですが、地元へのPR不足で(というかアクティブな地元ハムが居ないので(笑))ローカル局の利用は皆無と言って良いでしょう。地元の方のご利用を期待しております。
 あと、非常時を考えてこのような移動用ノード局も準備中です。週に一回ほどは電源入れてますが、不定期稼働ですので利用者は当然私だけです。(笑)
 移動可能ですので、リクエストがあればどこにでも移動できます。

7:最後に、ご近所の方へ超簡単な使い方の説明
■聞くだけであれば、無線機の周波数を430.78MHzに合わせるだけで交信内容が聞こえます。

■無線機からノード局(NG-JA0YCW)にアクセスするには下記の準備をお願いします。
・無線機のトーンエンコーダ(トーンENC)機能が稼働するように設定してください。
  (殆どの無線機の場合、周波数表示の付近に小さく”T”の文字が表示されていればOK)
・トーン周波数を88.5Hzに設定してください。
  設定方法はお手持ちの無線機の説明書をお読みください。(設定は意外と面倒です)
  これが正しく設定されていないとノード局は応答しません。

・トーンエンコーダを正しくセットしたら、430.78MHzに周波数を合わせ、いつもと同じ要領でCQ呼び出しを行います。
・一回の送信は3分以内にしてください。オーバーすると送信が途切れます。
・応答する場合、相手の送信が終わってから5秒以上待って送信してください。(重要事項)
・後は普通に交信して下さい。ハンディ機で東京や大阪からの応答があります。

■ノード局からノード局(NG-JA0YCW)にアクセスするには下記の手順をお願いします。
・ノード#12872(NG-JA0YCW)に接続します。
 上記により、常時接続(#29158)が切断され、ノード局同士の接続が確立します。
 すでに使用中の場合は、交信が終了してから接続されます。




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