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伝統の味覚(6)

JH0EYA (2003/01/12)


冬−2:昆布巻き(こぶまき)




◆◇◆ 材 料 ◆◇◆
・干昆布
適宜
・塩鮭の骨格部分
適宜
・木綿糸
適宜




1) 年末の「年取り魚」として買ってきた塩鮭を三枚におろし、真ん中の骨の部分を正月過ぎまで保存しておきます。
2) 骨の部分を2〜3センチ位ずつ切断します。
3) 昆布を30〜40センチの長さに切った後簡単に水洗いし、付着している塩分を落とします。
4) 鮭の骨を中にくるんで昆布を巻きます。巻いた昆布がほどけないように木綿糸で2〜3回まわして縛ります。
5) 作った昆布巻きが隠れる程度の水を鍋に入れ、あとは中火でコトコトとひたすら煮ます。このとき、ウメボシを2〜3個入れておくと臭みが取れるし骨が柔らかくなるのも早いそうです。(クエン酸のせい?)
5) 昆布巻きにサイバシをさして骨の部分もサクっと通るようになれば煮えたことになります。ここで「酒」「砂糖」を適宜と「しょうゆ」を少々使って味付けし、またしばらく味がしみるまで煮たら完成です。


 
 年取り魚として買ってきた貴重なタンパク源、「塩鮭」を骨や頭の部分まで丸ごと食ってしまおう!というご先祖の知恵でございます。
 煮菜(にな)と同じように、囲炉裏にかけたままで煮れば煮るだけ美味しくなるという料理です。昆布を縛るのは「かんぴょう」が市販品には使われておりますが、我が家は木綿糸です。しかもその糸も昔はもったいなくて「稲ワラ」で初代は縛っておりました。木綿糸は間違って食べてもどうということはないですが、稲ワラの場合は大変でした。(笑)
 だんだんと少人数になっていく愛乱度家ですので、いつまで塩鮭を一匹買いすることやら・・・。年末に塩鮭を「切り身」で買うようになったとき。この「昆布巻き」レシピが愛乱度家から消えるのであります。

 #ちなみに冬になると自宅で飼っている「ウサギ」も骨まで食べておりました。ウサギの骨の食べ方はちょっとスサマジイので記載は伏せておきますね。(笑)





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