最近の出来事

「 移動運用の季節になりました 」
山沿いの雪も溶けてきて移動運用に適した季節になりました。(あっという間に暑くなるのでしょうけどね)
お天気の良い日は無線機を持って出かけて、自然の中で電鍵を叩きたくなります。というわけで今年のGWも二回ほどお出かけしてきました。
アマチュア無線駆け出しの頃は肩掛けのハンディ無線機(TR-2300)を持って出かけて、見晴らしの良い場所に行くと無線機に向かって声を張り上げていました。しばらくはそういうスタイルが続いたのですが、短波帯(HF)の移動運用を行うようになると肩掛けハンディ機(FT-817)では鳴かず飛ばず・・・。そこでもっとパワーが欲しい、もっと良いアンテナが欲しい、などと欲を出していたら今のように設営に小一時間かかる設備になってしまいました。ですがそのおかげで運用時のストレスは全くありません。(国内HFのCWに限る)
ですがこのスタイルですと「設営・撤収に時間がかかる」「雨天時の運用は無理」「運用出来る場所が非常に限られる」等々の欠点があり、たまに移動運用のリクエストを頂きますが(出雲崎で頼むとか聖籠町で運用してくれとか)、クルマを停めてテーブルと椅子広げて発電機の騒音出しても怒られない場所、ってのは現代社会ではなかなかどうして見つけるのが難しいのであります。
狙い目なのが「河川の堤防の行き止まり」「管理されなくなったオートキャンプ場」「放置気味な展望台駐車場」「グラウンドコンディションが悪くて使用できない運動公園の駐車場」などでしょうか。それでもひとけの多いところは遠慮して発電機ではなくバッテリーで運用しております。まあいずれにせよ一般人の心証を悪くしないように気をつけねばと考えて運用しております。
こうやって屋外で無線をしていると声をかけて下さる方も居ます。この場合大体二つのパターンに分かれます。
一つは本当にアマチュア無線を知らない方。この場合一番回答に困る質問は「どこまで届くんですか?」という奴。「しらんがな、電離圏に聞いてくれ!」と応えたいところですが、それなりに教科書じみた回答をしております。
もうひとつは「オレ、昔アマチュア無線やってたんだ」という方。この場合、必ず始まるのが昔話自慢。オレはお前の自慢話を聞きにこんなところまで来たんじゃ無いよ、それに過去はどうでも良いから「今」アマチュア無線やってくれよ!と言いたいのをこらえて自慢話を馬耳東風します。
たまに現役の方とお目にかかるのですが、そういうときは嬉しいですね。近況を語り合うのも楽しみの一つです。
あと、ライセンスフリー無線(資格不要な無線)で遊ぶ方々も近年は多いですね。アマチュア無線より多いかも知れません。ちょっと寂しいです。
短波帯(HF)とは真逆のUHF/SHFでも移動運用しているのですが、それはまた別の機会に。(笑)